7w0d:寝て過ごす
わーっと泣くことはないが、気がつくと涙が流れ落ちている、みたいな精神状態。
持ち帰りの仕事もする気になれず、一日中食っちゃ寝をしていた。
子供の父親は地方在住で、両親の介護もあって、物理的にも経済的にも支援はない。
しかし、今は次の検診まで滞在し、場合によっては手術まで滞在してくれるという。
一日中、家事労働を任せて寝ては食べてネットを見て、の繰り返しで過ごした。
禁酒もカフェインを避けるのも、身体が思うように動かせないのも、未来があってならば耐えられるけど、そうでない可能性が高いとなると辛いだけだ。
万が一を期待しない自分は薄情なのかもしれないが、産科医が「心拍が止まっている可能性が高い」と言い切るのはよほどのことだと思うし、大きくならなかったこの子が急成長する可能性は確かに低いよなあと思ってしまう。
確かに、カフェインもアルコールもナチュラルチーズも生ハムも避けるし、無理もしないし、今まで通りの生活は送るけど、それはお腹の子が心拍を止めるまでは母胎で居続けなければと思うからというだけで、気持ちとしては諦めてしまっている。
しかし、実際にはもう少し先、18日にならないと検査は受けられないし、それまではずっとこのままだし、かといって検査を早めてもまだ見送る期間が延びるだけだと思ってしまうし、耐えられるのか、と気が遠くなる。
いや、耐えるしかないんだが。
会社で仕事をしていると気がまぎれる。
主夫的な人がいるから過度な残業とかにはブレーキかかるし、家に帰っても一人じゃないから耐えられると思う。
基礎体温は36.79で、まだ一応妊娠状態なのだろう。
いつこの数字がガクンと下がるのか、と思ってる。
でも、Good Tryだったとは思うんだ。
アレのせいかも、コレのせいかも、とは思わない。
コンサータやマイスリーのせいかもしれないが、キリがない。
それでも、私もお腹の子も、Good Tryだった。
生命力が足りずに成長できないかもしれなくても、受精卵が必死に成長しようとした試みは、Good Tryだろう。
私もまた、それでも子供が欲しいと方々に筋を通して試みてみたのは、Good Tryだったと思う。
今度は不育症について調べようと思う。
また葉酸と亜鉛を二人で飲み続ける。
基礎体温も続ける。
子の父は、子作りをまだ続けたいか、と優しく気遣ってくれたが、流産後は妊娠しやすいとも言うし、そりゃあ続ける予定だ。
頑張ってくれてるかもしれないこの子には、こんな話は失礼かもしれないが。
心拍確認できればひとまず大丈夫、と思ってたのにな。
じわじわと、次回検診まで耐えるしかない。
おいしくないノンアルコールビールを二人で飲んだ。