Silver Spoon

ADHD(診断済)、料理が趣味。流産経験あり。妊活予定。

流産確定

昨日の検診で、流産が確定した。


診察前の心拍数と血圧が、緊張からかいつもより高かった。
測り直しをして、血圧は多少落ち着いたものの、心拍数は速いまま。

パートナーは、内診の台に上がって、局部が見えない状態になってから、看護師さんに促されて部屋に入ってきた。

そっと手を握ってくれていた。

心拍どころかなかなか胎嚢もうまく見えなくて、その時点で流産なんだなって思った。
痛いくらいにエコーで探して見つかった胎嚢には、相変わらず大きさの変わっていない胎芽の姿が辛うじて見えた。
心拍は見えなかった。

たらりと涙が流れた。

心拍停止からまた一週間様子見だったらどうしようと思ったが、前回の検診が予告で、今回が確定だったようだ。

母体のせいではないとか、手術しないリスクやした時のリスクや、ネットで調べた通りの一通りの説明があって、どうするか問われた。

できるだけ早く処置したい、と言ったら、明後日はどうかと言う。
流石に木曜日に手術するのは辛いので、金曜日にしてもらった。

木曜日の夕方に、前処置をして、金曜日の朝からきて、日帰り手術。
手術は30分くらいだが、麻酔とか色々あって落ち着いて夕方に診察を受けて帰るとのこと。

マニュキアや化粧はしないで来いとのことだった。
後で落ち着いたら、術前の指示をまとめておこうかと思う。
もしか誰かの参考になれば、と思うからだが。

流産の手術が確定してから、血液検査と心電図検査を受けた。
そして、同意書を前日に持ってくるように言われてお会計。
お金のことも後でまとめておこう。

受付で、保険のことも聞いた。
その日に書いてもらうことはできないが、夕方の診察の際に用紙を渡して貰えば書いてくれるとのこと。

そのまま二人で早めのお昼を食べて、ゆっくり本屋を覗いてサンドイッチの本やダンジョン飯を買って、私はそのまま仕事に向かった。

仕事の移動の際に、保険会社に電話した。
都民共済とABCお母さん保険。
都民共済は、気遣いに溢れた応対で、労ってもらったりしながら、用紙を送ってくれる手配をしてくれた。
ABCお母さん保険は、なんだか明るい女性が応対して、不愉快でもなかったがあっけらかんと対応してくれた。
ただ、移動中でしっかりとはわからなかったが、手術費と入院費との両方が保険適応でないと保険は下りないので注意して書いてもらうように、と何度か繰り返された。
とりあえず、送ってもらう書類にそのことを分かりやすいように書いておいてくれ、とお願いした。
書いてもらうのにもお金がかかるから、ありがたいといえばありがたいのだが、そんな制限があったのか…というのが正直なところ。

この辺りも後できちんとまとめておこうと思う。
私も不安で沢山検索したから。

帰り道にパートナーに連絡して、夕飯は久しぶりに私が作ることにした。
追悼の宴、手術への決起集会。

買い物して帰宅して、猛然と桃モッツァレラとパスタ2種類を作り、チーズ盛り合わせに生ハムを盛って、自家製レバーペーストを解凍してクラッカーとスモークサーモンを詰めたオリーブの実を添えて。

それからスパークリングワインの赤を開けて、猛然と食べた。
ツマミはくだらない映画を観ながら、ダラダラと気持ち悪くなるまで食べた。
美味しかった。

でも最後にさすがに気持ち悪くなって少し戻して、ベッドに横になって、大泣きしてた。
いつもなら食べ過ぎやら体調の心配やらでうるさいはずのパートナーは何も言わずに食べさせてくれて、ただティッシュを次から次へと渡して回収してくれた。

ヘパリーゼと共にお茶を沢山飲んで、寝た。

今日はたまに少し右下腹が痛んで、ここにいたのだろうな、と思った。
出血はなかった。

事情を知らない職場の人たちには、粘膜下筋腫だと伝えた。
手術が似てたからだった。